第70話
このお話は、
14年も勤めた公務員をわざわざ退職して、
世界を目指すリアルな男のお話である。
その男は30代後半、マイホームもあり、家族もいて、子供が2人。北海道から一度も出たことがない。
給料はゼロ!
そんな境遇でも海外移住に挑戦する。
たった一人の男
パラオ派遣まであと43日
駒ヶ根訓練所卒業まで残り3日
最後の語学授業
遂に最後の語学授業が終わりました。個人的にはもう少し英語が喋れるようになっていたら良かったのですが、ちょっと勉強不足でした。こんなに英語が出来ないで派遣される人はいないだろう!だからその分だけ苦労するのも分かる。日本の教育は点数で人と比べてしまうので自分が苦手意識を持ってしまう!結局は言語は『心』。コミュニケーションが取れることが最大の目標!喋れなかったら行動で見せるしかない!整備の技術を背中で語れる人間になろう!でもこれから派遣までの残された時間は何かしら英語に触れるようにしていきます。
ここに来てから自分の強みと弱みが体感的にも思考的にもすごく良く分かりました!得意なことはさらに伸ばし、苦手なことは克服していきたい!
実はここ数年苦手なことはやらないという事を選択してきた。でもやっぱりそれでは成長しない!目標に向かって進むとき必ず苦手な場面にぶち当たる。やらずに逃げるのか、少しでも良いから挑戦するのか試されます。
その様な事を気付かせてくれる73日間でした!
先生、クラスメートの方々本当にお世話になりました。
ものすごく良い経験になりました。
講座テスト
JICA事業、安全管理、健康管理のテストがありました。
これは落とすためのテストではないのでご安心を!何回も再テストがあります!
選択式です!
帰国後の進路と社会還元
今日は実際に派遣されていた方のお話をお聞きしました。
最近では派遣中にオンラインで出前講座が出来るそうです。
出前講座とは?
派遣中に学校とオンラインで繋いでどんな活動をしているのか、どんな生活をしているのか生徒に教えたりします。いろんな人にJICAってどんなことしているか知ってもらうことも大切です。だから僕も積極的に参加して、場数を踏みたいなと思っています。だけどそういうのやるタイプじゃない。
怖いと思ったらやることにします。
今回お話して下さった方は出前講座を150回やっているそうです。そして帰国して個人事業から会社を作ったみたいです。僕の目指すべきところ。
続いて次の方は
現職参加で帰国後すぐに元の職場に戻ったそうです!待っていた現実は今まで感じたことのないギャップを感じたり、海外派遣されていた『変わった人』とも言われたそうです。だからあえて海外派遣されていたことを公にしない方もいるそうです。
自分は結局何がやりたいんだろう?中にはそう思う方も。
5年ぐらいモヤモヤしながら答えを探しに派遣されていた任地にまた旅行で行ったそう。そこでまた新たな気づきがあったらしいです。
誰しもが任地で成功するわけじゃない、二年の活動が終わったからそれで終わりってわけにもいかない。
当たり前だけど現地では生活が普通に続いてる。
日本に帰ってきて社会還元は何が出来るのだろうか?
僕ももしかしたら?
二年後帰国した時に果たしてどんな景色を見るのだろう?海外に住むのが夢だったけどその先には何があるのだろう?
今は答えが出ないけど果たして答えは出るのだろうか?
とにかく訓練所残り3日!
想い出を作ろう!