第113話
このお話は、
14年も勤めた公務員をわざわざ退職して、
世界を目指すリアルな男のストーリーである。
その男は30代後半、マイホームもあり、家族もいて、子供が2人。
北海道以外ほぼ長期で住んだことがない。1人暮らしもない!
英語力ゼロ!
給料ゼロ!手当のみ
そんな境遇でも海外移住に挑戦する。
たった一人の男
パラオ移住97日目
パラオに来る前の気持ち
パラオに来る前のお話
ここに来る前、私は自衛隊で勤務していました。
結婚するために安定した公務員がいいなと思い25歳の時入隊を決意!
入隊して12年が経ち家から近い駐屯地に転属。
その職場は休みも取得しやすく職場の環境もすごく良かった。
なのになぜか定年までこのまま働くことにモヤモヤしていました。
『休み、給料、環境、安定』どれも申し分なかった。
安定って何だろう?
だけど安定って何だろうと疑問に思い始めた。
安定とは、定年というゴールが決まっていてそこに向かって日々同じサイクルの中で淡々と生きていくこと。そのサイクルの中で趣味や楽しさを見つけてストレスを解消する。そんな感覚だった。
この仕事が好きというわけではなく『家族のため、お金のため』ただただ働く。長年勤めたら給料や退職金が増えるんだけどその為だけに仕事している感じがした。
- 長く勤務していればそれが美徳
- 14年も働いたのに退職するのはすごくもったいないこと
- あと17年働けば定年を迎える
この3つが自分を縛り付ける。ゴールがわかったら大体の給料も想像できる。
だけどそんな人生でいいの?
そして妻に言われた一言
この言葉にハッとさせられました。
定年まで勤めたらどんな未来が待っているのか?これを考えても何一つワクワクすることがなかった。
パラオ行きを決意
私は、旅行が趣味で家族でいろんなところに行きました。
いつか海外に住んでみたいなぁ。定年後でもいいかなぁ。
そんなことを考えていたけど、定年後健康でいるのかも分からないし、体力もなくなる。
やりたいことがあるなら今しかない 今が一番若い。
急に自分の中のネジが外れはじめました。
そしてすぐに行動を起こし、どうしたら海外に住めるか情報収集開始。
それからの展開は目まぐるしかった。
あっという間にパラオという国に決まった。
熱意があれば夢はすぐに叶う
この時の感覚は今も忘れない。ワクワク感がハンパなかった!
パラオ生活3ヶ月
今パラオに来て3ヶ月が経ちました。自衛隊を退職したことは何一つ後悔していない。
自衛隊を退職したことで自分はここで何ができるか、どうしたらいいか真正面に考えることが出来ます。
海外で暮らしてみると価値観がものすごく変わる。日本の当たり前が実はかなり制限されていたことにも気づく。
日本は豊かではあるもののなぜか忙しい。心に余裕がない。
それは考えることが多いんだろうなと思う。そう選択肢がありすぎるんです。
日本は、『娯楽施設、飲食店、スーパー、ポイントカード、お店のアプリ、保険、税金、光熱費の会社、ローン、所有物の管理、服装、衣替えなど他にも考えることがたくさんありすぎる』
選択肢が多いからどの店がいいか比較したり値段を調べたり、それだけで忙しくなるし考えることも多い。
豊かではあるものの忙しくしてしまう。
それに加えて、仕事の悩みや知り合いとの交流など本当に考えること多くない?
パラオはそんなことはほぼ考えないんです。そもそも選択肢がないから!
考えることが少ない分、やりたいことに集中できます。
自分のやりたいことに時間を費やすことが出来るんです!
頭がシンプルだと余計な情報がなく、思考で考えるのではなく心や自分の直感で行動できるようになった。
自分の心に従えば
どこの国でもいいから3ヶ月住んでみて、外側から日本を見てほしい!
間違いなく人生変わる!国の比較ってものすごく大事。
物価が安い国ならそんなに貯金もいらない。
資格がある人ならば、協力隊の短期もおすすめです。
資格がなくても良い案件いっぱいあります。
今の会社を休職しながら3ヶ月海外に住むってすごく魅力的!
これはJICAの言葉だけど本当にそう思う。
このブログを見て皆さんにきっかけを作れたら嬉しいです。
自分の人生1度きり 最高の人生を歩んでほしい