第96話
このお話は、
14年も勤めた公務員をわざわざ退職して、
世界を目指すリアルな男のストーリーである。
その男は30代後半、マイホームもあり、家族もいて、子供が2人。
北海道以外ほぼ長期で住んだことがない。1人暮らしもない!
英語力ゼロ!
給料ゼロ!手当のみ
そんな境遇でも海外移住に挑戦する。
たった一人の男
パラオ移住16日目
3日目 仕事
ここコロール州はパラオで一番人口が多い州です。約11120人
配属先についてはJICAの隊員を受け入れるのは初めてです。なので言葉は分からなくても気を使ってくれているのはすごく感じています。お互い初めてなのでどうやって活動していくか、受け入れる方も僕をどう使うか悩むと思います。今後はしっかり話し合い方向性を決めていくことが大事です。
今日はマフラーの溶接の準備作業です。
2柱リフトがあるので整備しやすいです。前の職場はリフトがなかったので車の下を点検するだけですごく時間がかかってました。
何回も溶接した跡がありますが、錆びてボロボロになりまたすぐ外れるんですね。潮風はサビの原因です。
パラオの部品屋さん巡り
ここで新品の部品が購入できます。台湾製や中国製は割とチープですが、日本製はやはり高いみたいです。
オールドパーツショップ
ここはオールドパーツショップです。日本ではゴミにしてしまうような物もこちらでは普通に使えたり出来そうですね。ただ部品がしっかり生きているのかは微妙です。
物凄い量のドライブシャフト!
エンジンやトランスミッションもたくさんあります。
ハンドルもびっくりするぐらいありました。僕のイメージではハンドルを交換することがほぼない気がするのですが、パラオではどうなんでしょうか?
ウォッシャータンクやリザーブタンクの数々
パラオのゴミ問題 どう解決するか?
パラオではゴミの問題も深刻化しています。
こんなに綺麗な山と海に囲まれているのにゴミの山と排水の池ができています。
分別も進めてはいますが、そもそもゴミを減らさないといけないようです。分別されて缶やペットボトル金属類は輸出しているそうです。
紙類はコンポスト施設に行くそうですが、コンポスト施設もキャパオーバーで他のゴミと埋め立てられます。
また廃タイヤも特に問題になっています。点検をせずにパラオにどんどんタイヤが入ってきてすぐゴミになってしまうという現状です。
埋め立てばかりに頼っても近いうちに限界が来てしまいます。綺麗な海が汚染されるのは本当に嫌ですね!
予定より物凄いスピードでゴミが出ているそうです。
僕も生活を見直さないといけません!