第98話
このお話は、
14年も勤めた公務員をわざわざ退職して、
世界を目指すリアルな男のストーリーである。
その男は30代後半、マイホームもあり、家族もいて、子供が2人。
北海道以外ほぼ長期で住んだことがない。1人暮らしもない!
英語力ゼロ!
給料ゼロ!手当のみ
そんな境遇でも海外移住に挑戦する。
たった一人の男
パラオ移住18日目
工場のデッドスペースが多い
今日の仕事は1日目から気になっていた工場のピットです。車を入れるのに物が邪魔で斜めに毎回駐車をしていました。
これが僕的にはすごく気になって片付けて良いか確認してOKをいただきました。
ほんの少しだけ片付けをするだけで大型車も入れれるようになります。
これでスッキリです!車を真っ直ぐ入れれるようになりました!
車のグリスアップ
しっかりグリスアップもしています!稼働部にグリスを入れることでサビ防止とスムーズに動くようになります。
思った以上にしっかり整備をしているので僕が伝えられることって一体なんだろう?
冷却水は使わないで水だけ
自動車の冷却水(またはクーラント)とは?
エンジンの温度を適切に保つために使用される液体です。エンジンが動作するとき、燃焼によって大量の熱が発生します。冷却水はこの熱を吸収し、エンジンの過熱を防ぐ役割を果たします。
冷却水は、通常、水と不凍液(エチレングリコールなど)の混合物で構成されており、次のような役割を果たします:
- 熱吸収と放散: 冷却水はエンジン内部で熱を吸収し、ラジエーターを通じて外部に放散します。
- 凍結防止: 不凍液が含まれているため、冬場でも冷却水が凍結するのを防ぎます。
- 防錆・防食: 特殊な添加剤が含まれており、エンジン内部の金属部品を錆や腐食から保護します。
- 沸点の上昇: 不凍液により冷却水の沸点が上昇し、エンジンが高温になっても沸騰しにくくなります。
適切な冷却水を使用し、定期的に交換することが、エンジンの長寿命と安全運転に欠かせません。
これらの役割がありますが、水だけで大丈夫なのでしょうか?現地の人が言うなら間違いないかぁ!
日本車すごく多い
エンジンの振動が大きくて入ってきた車です!
メンテナンスノートを見たら静岡県の車でした!しかもしっかり点検されてる良い車です!10万キロぐらいで買い替えてパラオに流れてきたんですね!
機械を使いイグニッションコイルの点検をしていますが、たまたまこの車は使えませんでした。
なのでエンジンをかけながらイグニッションコイルを手で一つずつ外していきます。
どれも異常無し!色々考えた結果
原因はスパークプラグのクラックでした!Nの上に亀裂があるのがわかりますか?クラックがあることで上手く火花が出ていませんでした。
正直整備のレベルが皆さん高いので僕が逆に勉強しにきている感じです!このままでいいのか?JICAから何か成果を求められたらどうしようとまだ4日目なのに焦ってしまう!
一番人口の多いコロール州政府のステッカーです!この家のマークはパラオ語で『バイ』と呼ばれるみんなが集まってお話出来る場所のことを言います!