自然と共に歩む – さっくんの人生航路
幼少期 – 自然との出会い
1984年、北海道の広ーい大地に生まれたぼく。都会から遠く離れた田舎で、姉ちゃんと駆け回った日々が、今でもはっきり心に残ってるんです。庭では忠実な番犬が、縁側では温かな毛玉の猫たちが、そして畑では無数の昆虫たちが、ぼくの遊び相手でした。
特に忘れられないのは、じいちゃんのトラクターでの保育園への道のり。エンジンのゴトゴト揺れる感じと、朝もやの中を進んでいく感覚は、まるで冒険みたいでワクワクしてました。ばあちゃんの畑では、土の感触、種まきの喜び、作物の成長を見守る楽しさを教わったなぁ。何もないって思われがちな田舎の暮らしだったけど、振り返ってみれば、それって自然の豊かさがいっぱい詰まった贅沢な時間だったんですよね。
学生時代 – 社会への適応と内なる葛藤
小学校に入学して、ガラッと環境が変わりました。急に時間に縛られて、規則に従う生活が始まって、正直戸惑いまくり。そろばんに習字、英語に水泳、サッカーと、習い事をこなしていく中で、少しずつ社会の「型」にはめられていく自分を感じてました。
中学・高校時代は、サッカー部一筋!6年間皆勤賞を達成して、委員会活動にも首を突っ込んで。周りから見たら、めっちゃ真面目な生徒だったんでしょうね。でもね、本当は心の中で、「これって本当にぼくのやりたいことなのかな?」って、ずーっともやもやしてたんです。今考えると、それって幼い頃の自然との暮らしが恋しかったのかも。
職業人としての歩み – 試行錯誤の日々
社会人デビューは自動車整備士!機械いじりって、ぼくの好奇心をくすぐって、創造性を発揮できる最高の場所でした。手に職をつけることの安心感と、技術を磨く楽しさを感じながらも、もっと安定した未来を求めて市役所試験に挑戦。でも2回とも撃沈。そんな中で、自衛隊という新しい道に出会ったんです。
25歳での入隊は、年齢差という超でっかい壁との戦いでした。集団生活、キツい訓練、上下関係- 全部が挑戦でした。でもこの経験で、組織の中でも自分らしさを失わない方法を学べました。14年間の自衛隊生活は、規律と自由のバランスを探る旅でもありました。
転機 – パーマカルチャーとの運命的な出会い
自衛隊での生活が14年目を迎え、娘の不登校という課題に直面したとき、人生の大きな転機が訪れました。パーマカルチャーとの出会いは、まさに運命的!「遊暮働学」- 遊びながら暮らして、働きながら学ぶ。この考え方に触れたとき、幼い頃の自分が自然の中で感じてた幸せとピッタリ重なって、心の奥底で眠ってた何かが目覚めるような感覚があったんです。
パーマカルチャー研究所の三栗さんとの出会いで、目から鱗が落ちまくり!特にグッときたのが、タイの村での子育ての話。村全体で子どもを育てて、存在自体を認めて、褒める文化。これって、今の日本社会で失われつつある、本来の子育ての形なんじゃないかって。
現在 – 新たな挑戦と夢の実現
2022年、ずっと温めてた夢が形になって「遊暮働学きらくる村」が誕生!ここでは、子どもたちが自然の中で思いっきり遊び、大人たちも農作業を通じて学び、遊び、働く新しいライフスタイルを実践してます。広い畑での野菜作り、田んぼでの米作り、手作りカレーライスの達成感。これら全部が、参加する人の心をホクホクにしてくれてるんです。
未来へ向けて – パラオでの新たな挑戦
そして今、ぼくは14年務めた自衛隊を退職して、なんとパラオに移住して自動車整備の仕事をしてます!この決断には本当に勇気がいりました。でも、パラオに来て価値観が180度変わって、退職して本当に良かったって心から思います。
人生って本当に何が起こるかわからない。でも、大事なのは考えすぎないで行動すること。自然との共生、持続可能な暮らし、そして新しい挑戦。これからも、自分の心の声に正直に生きていこうと思います。だって、それがぼくらしい生き方だから!