14年間働いた自衛隊。
安定していて、周りから見れば何の不満もない生活。
でも——
心の奥では、ずっと何かがくすぶっていた。
「このままでいいのか?」
「本当にやりたいことは、ここにあるのか?」
仕事をする意味を本気で考えた。
■ 退職のきっかけ
実は、最初に“辞めよう”と思ったのは自分ではなかった。
きっかけは、妻の一言だった。
「好きなことをしてみたら?」
その言葉を聞いた瞬間、心のどこかで何かが弾けた。
でもすぐに不安が押し寄せた。
お金、家、家族。
“安定”という言葉が、頭の中を何度もぐるぐる回った。
■ 上司に伝える5分間
2023年5月。
ついに上司に退職の意向を伝える日が来た。
職場に入る足取りはいつもより重く、
心臓の鼓動がはっきりと聞こえるほど緊張していた。
「お話があります。」
その一言を口に出した瞬間、
14年間の思い出と、これからの未来が一気に交錯した。
■ 手放す覚悟と、新しい自由
正直、怖かった。
でも同時に、心の奥では“解放された”感覚があった。
自分の人生を「誰かの正解」に合わせるのは、もうやめようと思った。
不安をゼロにして動ける人なんていない。
行動して初めて、覚悟は“本物”になる。
その日から、人生が少しずつ前に動き出した。
■ 今日の教訓
勇気は、不安と行動のあいだに生まれる。
どんなに準備しても、完璧なタイミングなんて来ない。
だからこそ、「今」動くことに意味がある。
🔜 次回予告
次は——
退職を伝えたあとの心の変化、そして“本当の自由”について書きます。
あの日を境に、世界の見え方がまったく変わりました。
🪶 あとがき
このブログでは、
「普通の人でも人生は変えられる」ということを、
僕自身の挑戦を通して伝えていきます。
パラオでの生活、家族との日々、
そして“挑戦する心”を育てる生き方——。
もし今、何かを変えたい気持ちがあるなら、
それはきっと、あなたの中で“何かが始まりかけている”証です。